2015年3月4日水曜日

脳・心臓疾患、精神障害の労災認定について(資料まとめ)

更新履歴
2012.06.20 公開
2015.03.03 直近の更新 パンフレットの一部を新しいものに差し替え


本文はここからです。

以下は、脳・心臓疾患、精神障害の労災認定に関連する過去の通達その他の主要な資料をまとめたものです。
参考情報として興味のある方ご覧ください。

脳・心臓疾患

1961(昭和36)年2月
最初の労災認定基準制定「中枢神経及び循環器系疾患(脳卒中、急性心臓死等)の業務上外認定基準について」(昭和36年2月13日付け基発第116号)

1987(昭和62)年10月
認定基準を改正「脳血管疾患及び虚血性心疾患等の認定基準について」(昭和62年10月26日付け基発第620号)

1995(平成7年)2月
認定基準を一部改正(平成7年2月1日付け基発第38号)

1996(平成8年)1月
認定基準を一部改正(平成8年1月22日付け基発第30号)

2001(平成13)年11月15日
報道発表資料(「脳・心臓疾患の認定基準に関する専門検討会」の検討結果(方針)について)

2001(平成13)年12月
報道発表資料(脳・心臓疾患の認定基準の改正について)(平成13年12月12日)※新認定基準の概要は↑こちらにあります。
【重要】脳血管疾患及び虚血性心疾患等(負傷に起因するものを除く。)の認定基準について(平成13年12月12日基発第1063号)(PDF)
【参考】
次の(1)、(2)又は(3)の業務による明らかな過重負荷を受けたことにより発症した脳・心臓疾患は業務上の疾病として取り扱われ、労災補償の対象となります。(*1)
(1)「直前の異常な出来事(*2)」
発症直前から前日までの間において、発生状態を時間的及び場所的に明確にし得る異常な出来事に遭遇したこと。
(2)「短期間の過重業務(*3)」
発症に近接した時期(おおむね1週間前まで)において、特に過重な業務に 就労したこと。
(3)「長期間の過重業務(*3)」
発症前の長期間(1~6ヶ月前まで)にわたって、著しい疲労の蓄積をもたらす
特に過重な業務に就労したこと。 
*1:発症の基礎となる血管病変等の自然経過や業務外による過重負荷によるものは
労災補償の対象とはなりません。 
*2:異常出来事とは
極度の緊張、興奮、恐怖、驚がく等の強度の精神的負荷を引き起こしたり、緊急に強度の身体的負荷を強いられる、突発的又は予測困難な事態をいいます。 
*3:過重業務とは
日常業務に比較して特に過重な身体的、精神的負荷を生じさせたと客観的に認められる仕事をいい、これは、労働時間などの業務量や業務内容・作業環境等の負荷要因を考慮し、同種(同僚)労働者にとっても、特に過重な身体的、精神的負荷と認められるか否かという観点から、客観的かつ総合的に判断されます。


2002(平成14)年2月12日
過重労働による健康障害防止のための総合対策(基発第0212001号)
※こちらは平成18年通達により廃止

2006(平成18)年
過重労働による健康障害防止のための総合対策について(平成18年3月17日付け基発第0317008号)
※平成20年3月7日付け基発第0307006号により一部改正

2008(平成20)年3月
「過重労働による健康障害防止のための総合対策について」の一部改正について(平成20年3月7日基発第0307006号)

2010(平成22)年5月
「脳血管疾患及び虚血性心疾患等(負傷に起因するものを除く。)の認定基準について(平成22年5月7日基発0507第3号)」
※平成7年、平成8年の一部を改定

2010(平成22)年10月
【お薦め】労働者の健康を守るために(PDF冊子30ページ)
http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/anzen/dl/101004-8.pdf
お薦め過重労働による健康障害を防ぐために(PDF冊子8ページ)
http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/anzen/dl/101104-1_0001.pdf
2011(平成23)年2月
【重要】「過重労働による健康障害を防止するための総合対策について」の一部改正について(平成23年2月16日付け基発0216第3号)(PDF)

2015(平成27)年10月版 2016.02.10更新…当初掲載したものは版が古くなったので差し替えました。
お薦め脳・心臓疾患の労災認定-「過労死」と労災保険-(PDFパンフ12ページ)
http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/rousai/dl/040325-11.pdf



精神障害
1999(平成11)年9月
精神障害による自殺の取扱いについて(平成11年9月14日付け 基発第545号) 

2011(平成23)年12月
1999(平成11)年からの変更のポイント
1.分かりやすい心理的負荷評価表(ストレスの強度の評価表)を定めた
2.いじめやセクシュアルハラスメントのように出来事が繰り返されるものについては、その開始時からのすべての行為を対象として心理的負荷を評価することにした
3.これまで全ての事案について必要としていた精神科医の合議による判定を、判断が難しい事案のみに限定した
報道発表資料(平成23年12月26日)
【重要】心理的負荷による精神障害の認定基準について(平成23年12月26日付基発1226第1号) (PDF)
心理的負荷による精神障害の認定基準の運用等について( 平成23年12月26日付基労補発1226第1号) 
精神障害の労災認定の基準に関する専門検討会報告書【概要】(PDF)
精神障害の労災認定の基準に関する専門検討会報告書(PDF)
上記報告書に関する報道発表資料(平成23年11月8日)

2015(平成27)年10月版 2016.02.10更新…当初掲載したものは版が古くなったので差し替えました。
【お薦め】精神障害の労災認定(PDFパンフ16ページ)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/rousaihoken04/dl/120427.pdf