2012年6月18日月曜日

平成23年度「脳・心臓疾患と精神障害の労災補償状況」(厚生労働省)


以下、ポイントの抜粋です。


「過労死」など、脳・心臓疾患に関する事案の労災補償状況

(1) 労災補償の「請求件数」
898件。前年度比96件の増。2年連続で増加
(2) 労災補償の「支給決定件数」
310件(同25件の増)。4年ぶりに増加に転じた。
(3) 業種別の状況(請求件数、支給決定件数ともに多い順)
「運輸業,郵便業」(182件、93件)
「卸売業・小売業」(143件、48件)
「製造業」(132件、41件)
(4) 職種別の状況(多い順)
○請求件数
「輸送・機械運転従事者」(173件)
「専門的・技術的職業従事者」(124件)
「販売従事者」(113件)
○支給決定件数
「輸送・機械運転従事者」(89件)
「専門的・技術的職業従事者」(37件)
「管理的職業従事者」「サービス職業従事者」(ともに32件)
(5) 年齢別(請求件数、支給決定件数ともに多い順)
「50~59歳」(314件、119件)
「40~49歳」(228件、95件)
「60歳以上」(227件、60件)


精神障害に関する事案の労災補償状況

(1) 労災補償の「請求件数」
1,272件。前年度比91件の増。3年連続で過去最高
(2) 労災補償の「支給決定件数」
325件(同17件の増)。過去最高。
(3) 業種別(請求件数、支給決定件数ともに多い順)
「製造業」(216件、59件)
「卸売業・小売業」(215件、41件)
「医療,福祉」(173件、39件)
(4) 職種別の状況(多い順)
○請求件数
「事務従事者」(323件)
「専門的・技術的職業従事者」(318件)
「販売従事者」(167件)
○支給決定件数
「専門的・技術的職業従事者」(78件)
「事務従事者」(59件)
「販売従事者」(40件)
(5) 年齢別(請求件数、支給決定件数ともに多い順)
「30~39歳」(420件、112件)
「40~49歳」(365件、71件)
「20~29歳」(247件、69件)
(6) 出来事別の支給決定件数(多い順)
「仕事内容・仕事量の(大きな)変化を生じさせる出来事があった」(52件)
「悲惨な事故や災害の体験、目撃をした」(48件)
「(ひどい)嫌がらせ、いじめ、又は暴行を受けた」(40件)

【参考】