2012年9月29日土曜日

厚生年金基金の廃止の方針について

すでにニュース等でも流れていましたが、厚生年金基金の廃止に関してです。
特別対策本部の決定事項の文書リンクはこちら。
文書の内容は以下の通り。
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決定事項
  1. 厚生年金基金の代行制度については、他の企業年金制度への移行を促進しつつ、一定の経過期間をおいて廃止する方針で対応する。
  2. 今後、持続可能で、中小企業などが加入しやすい企業年金を構築するための施策を積極的に推進する。
  3. 「代行割れ問題」への対応として、「連帯債務問題」や「債務額の計算方法」など、特例解散制度の見直しをはかる。
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 厚生労働省「厚生年金基金等の資産運用・財政運営に関する特別対策本部」

廃止については多くの基金の財政状況を見ると当然と思えるのですが、厚生労働副大臣はこの件に関し「時代的な使命が終わった制度だ」とコメントされたそうで。厚生労働行政の失政を時代のせいにしてしまうなんてひどいなと思いながらニュースを見ていました。