2013年6月21日金曜日

脳・心臓疾患と精神障害の労災補償状況 平成24年度

平成24年度の「脳・心臓疾患精神障害の労災補償状況」が公表されました(厚生労働省)。
報道発表資料では、業種や年齢別の労災補償状況も掲載されています。

支給決定数の多い業種、受給者が多い年齢層の労働者を雇用する会社については今後の働かせ方に要注意。
また、精神障害に関する労災補償は過去最多を更新しています。
企業のメンタルヘルス対策はますます重要になってくると思われます。

当informationでは、ちょうど1年前(2012年6月20日)の記事で、脳・心臓疾患、精神障害の労災認定に関する資料をまとめました。
健康障害を防止するために発行された冊子のリンクなどありますので、長時間労働が常態となっている会社の方はぜひご覧ください。


以下、報道発表の中から一部抜粋をします。
報道発表資料には「ポイント」としてもっと詳しく掲載されていますので、関心のある方はそちらをご覧ください。

脳・心臓疾患

労災補償状況
「過労死」など、脳・心臓疾患に関する事案の労災補償状況は次の通り。
  1. 請求件数  :3年ぶりに減少(842件、前年度比56件減)
  2. 支給決定件数:2年連続で増加(338件、前年度比28件増)
業種
支給決定件数の多い業種を掲げます。
  1. 運輸業,郵便業
  2. 卸売業,小売業
  3. 製造業

精神障害

労災補償状況
精神障害に関する事案の労災補償状況は次の通り。
  1. 請求件数  :前年比減少(1,257件、前年度比15件減)
  2. 支給決定件数:過去最多(475件、前年度比150件増)
業種
支給決定の多い業種を掲げます。
  1. 製造業
  2. 卸売業,小売業
  3. 運輸業,郵便業・医療,福祉