2012年3月5日月曜日

平成23(2011)年 労働力調査(総務省)

結果公表ページ

【平成24年1月31日公表 平成23年「基本集計」】
【平成24年2月20日公表 平成23年「詳細集計」】

【管理人コメント】
  • 労働力人口は前年比36万人の減。男女別に見ても減少傾向は変わらず。
  • 就業者数(雇用者、自営業主・家族従業者の総数)は前年比3万人減少。
  • 就業者のうち、雇用者については男女ともに増加となったが、自営業主・家族従業者の減少が大きく、就業者全体では減少へ。
  • 完全失業者数については前年比33万人と減少。失業者であったものが職についた結果かというとそうでもなく、実際には非労働力人口へと移っている者が35万人あり、完全失業者が減少していることだけをみて雇用動向が良くなっているとは言い難い。
<参考> 
「完全失業者」とは以下のものを言う。したがって、「仕事をしていない者」のすべてが失業者に分類されるわけではなく、(1)〜(3)を満たしていない者は「非労働力人口」として集計されている。
(1)仕事がなくて調査週間中に少しも仕事をしなかった(就業者ではない。)
(2)仕事があればすぐ就くことができる
(3)調査週間中に,仕事を探す活動や事業を始める準備をしていた(過去の求職活動の結果を待っている場合を含む。)


【労働力調査からの数値抜粋】

1 就業状態
1-1 労働力人口(15歳以上人口のうち、就業者と完全失業者を合わせた人口)
(1) 労働力人口
    平成23年平均6261万人(前年比36万人減少

(2) 男女別
    男性3629万人(同25万人減少)
    女性2632万人(同11万人減少)

(3) 15~64歳(生産年齢人口に当たる年齢)の労働力人口
    平成23年平均5705万人(前年比34万人減少)

(4) 15~64歳の労働力人口…男女別
    男性3286万人(同24万人減少)
    女性2419万人(同10万人減少
   
1-2 労働力人口比率(15歳以上人口に占める労働力人口の割合)
(1) 労働力人口比率
    平成23年平均59.3%(前年比0.4ポイント低下

(2) 男女別
    男性71.2%(同0.4ポイント低下)
    女性48.2%(同0.3ポイント低下)

(3) 15~64歳の労働力人口比率
    平成23年平均73.8%(前年比0.2ポイント低下)

(4) 15~64歳の労働力人口比率…男女別
    男性84.5%(同0.3ポイント低下)
    女性63.0%(同率)

1-3 非労働力人口

(1) 非労働力人口
    平成23年平均4287万人(前年比35万人増加

(2) 男女別
    男性1466万人(同22万人増加)
    女性2821万人(同13万人増加)

(3) 15~64歳の非労働力人口
    平成23年平均2021万人(前年比8万人増加

(4) 男女別
    男性601万人(同10万人増加)
    女性1419万人(同3万人減少)

(5) 65歳以上の非労働力人口
    平成23年平均2267万人(前年比28万人増加)

2 就業者
2-1 就業者

 (1) 就業者数
    平成23年平均5977万人(前年比3万人減少

(2) 男女別
    男性3454万人(同3万人減少)
    女性2523万人(同1万人増加)

(3) 15~64歳の就業者
    平成23年平均5433万人(前年比3万人減少)

(4) 15~64歳の就業者…男女別
    男性3121万人(同3万人減少)
    女性2312万人(同1万人増加)

2-2 就業率(15歳以上人口に占める就業者の割合)
(1) 就業率
    平成23年平均56.6%(前年比0.1ポイント低下

(2)男女別
    男性67.8%(前年比同率)
    女性46.3%(同0.1ポイント上昇)

2-3 雇用者
 (1) 雇用者
    平成23年平均5244万人(前年比13万人増加

(2) 就業者に占める雇用者の割合
    87.7%(同0.2ポイント上昇)

(3) 男女別
    男性3007万人(同5万人増加)
    女性2237万人(同8万人増加)


※年平均の「労働力調査」について(総務省WEBより)
労働力調査では、平成 23年3月11日に発生した東日本大震災の影響により、岩手県、宮城県及び福島県において調査実施が一時困難な状況となりました。これに伴い、同年3月分 から8月分までは当該3県を除く全国の結果を公表したため、平成23年平均についても、当該3県を除く全国の結果を公表しました。