【管理人コメント】
パワハラを解消する取り組み自体はあった方がよいのかもしれませんが、提言の内容を見た限りでは果たしてこれが解消につながるのか?と疑問を抱いています。
例えば、提言のポイントの中に次のような記載があります。
「上司は、自らがパワーハラスメントをしないことはもちろん、部下にもさせてはならない。ただし、必要な指導を適正に行うことまでためらってはならない。」この中にある「適正に」の部分が個々人の捉え方により異なるので、管理者が「指導」のつもりで言った内容が、「圧力」として受け止められてしまうこともあるのではないかと考えています。
そのようなわけで、今回の提言まとめの内容ではあいまい・漠然としたものが多く、各企業の経営者、管理者は具体的にどのような対応をしながら予防・解決していったらよいか掴めないのでは、と感じました。
これに関しては中日の落合前監督の「采配」(今さらですが、管理人がちょうど読んでました)のように、具体的な部下の指導・育成方法の記載があると企業も取り組みやすくなるのではと考えています。